物理学の話

 というわけで、物理学の話でも(^_^;)。私は物理学に、とことん詳しいわけではないので、専門家から見たらおかしな事を書いているかもしれませんが、まあ素人のたわごとだと思って読んでやって下さい。

 実は、「シュレーディンガーの猫」の話を読んだ時、私は物理学者はみんな馬鹿なんじゃないかと思ってしまいました(素人なのに。いや、素人だから?)。箱の中の現象が確定するのに、何で「人間が」観測する必要があるのでしょう。たとえば、ガイガーカウンターは人間が持っていようが、猿が持っていようが、天井からひもでぶら下げてあろうが、スイッチさえ入っていれば放射線に反応するのです。つまり、不確定な事柄が確定するのに、人間は(それどころか生物も)必要ないのです。
 この実験の場合、箱の外にいる人間は箱の中のできごとを直接知ることができません。だから、「箱の外の人にとっては」箱を開けるまでは猫が生きているか死んでいるかは確率でしか表すことができず、不確定な事柄だというのは正解です。だけど、「だから箱を開けて中を見るまで、箱の中のできごとは確定しない。」というのは、明らかに間違いですよね。だって、箱の外の人は「結果を知らないだけ」なのですから。つまり、観測するまで不確定だというのは、観測者にとって不確定なのであって、猫の生死が不確定なのではないということです。
 宇宙だって、誕生した時には観測者なんかいるはずがない(それどころか、何もない(正確には何もないとは言えないらしいんだけど))のに誕生したことが確定したんだから今の宇宙があるわけで。観測されるまで宇宙の誕生が確定しないんだとおかしな事になってしまうはず。
 私は、さらにその考え方をすすめていくうちに、不確定性原理は「」なんじゃないか、と思い始めました。つまり、不確定な事柄は、「誰かに観測されることによって確定する」のではなく、「何かに影響を与えることによって確定する」のではないでしょうか。能動的不確定性原理ですね(^_^)。この考え方からいくと、電子の位置を観測したときに、その位置が確定するのは「観測するための光にぶつかられたから」からではなく、「観測するための光に対して、電子がその光を反射するという影響を与えた」から、ということになります。だから、シュレーディンガーの猫の実験の場合、放射線によって電流が流れた(放射線が出たことによる影響が現れた)瞬間に、放射線が出たことが確定するのではないでしょうか。あ、その前に途中の空間に影響を与えた時点で確定するかな。そう考えると、放射線は出た瞬間に確定するな。

 ここから先は、今までのよりもっと怪しくなってきますが、私は、この世の中の不確定な事柄は、何かに影響を与えることで、次々に確定していっているのではないかと思います。そしてこの「不確定な事柄が、次々と確定していくこと」が時間の流れじゃないかと思っています。確定してしまった事柄が、不確定な状態に戻ることはあり得ないと思うので、時間は常に、不確定な事柄が確定する方向(つまり、過去から未来)にしか流れず、逆に流れることは無いんじゃないでしょうか。

 かなり怪しいことを書いてしまいました(^_^;)。自分では、「すごいぞ、こんな事を思いつく私は天才だ(^_^)。」などと思ってますが、どこか自分でも気付かないところに大きな穴があるに違いありません。なお、「シュレーディンガーの猫」の話を読んだのは10年以上も前で、その後この話に決着が付いたのかどうかは知りません(^_^;)
 
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